Seven years in Tibet


大切な人が 『癌かもしれない』と昨夜 知らされた
まだ 20歳そこそこの女性

 診察した医師は
『見たこともないほどの腫れ方をしている』
 と言ったらしい


僕にとっては
大切な友人の大切なパートナーという
間接的な間柄ではある
それでも 激しく 胸がかきむしられる


おととい その2人に会ったばかりだ


彼女は 彼女自身の 素晴らしい成長を通して
僕に多くのものを与えてくれている


こんなとき 僕に何ができるんだろう?


チベットで 今またなにか
ものすごいうねりが起きている
ひとの命の尊厳の問題として
とても無関心ではいられない


井上陽水の"傘がない"が 頭の中でぐるぐる鳴っている


あまりに大きな困難に直面したとき
できることからやるしかない しかし

いったい僕に何ができるだろう?
うまく語れる言葉を持っていない


学生時代に恋人と"Seven years in Tibet"という映画を観た
当時僕は 尻の青い ひどい馬鹿で
大学にもろくに行かずアルバイトばかりしていたから
その映画館でも 半分くらいは眠ってしまった
(※この時の映画は"Kundun"でした。記憶違い。 でも 両方観てました。 訂正:3/19)


"Welcome to Sarajevo"という映画がある
世界のあらゆるところで
僕の知らない遠くでも
終わりの見えない戦争が続いているらしい


いま僕が書いているこの文章は
何の力も無く 無責任で ずるい


難しいことは わからない
それでも 今 黙ってやり過ごすことができない


僕には 守るべき2歳の娘がいる
与えられるもの 全てを与えてやりたくて
そのための仕事のことばかり 毎日考えている


今年は 母親が死んでから六年
夏に 七回忌を迎える
15年間以上 母親は心の病と闘って
その期間の8割を 精神病院で過ごした

彼女は 孫娘を その胸に抱くことは無かった


僕には力が無い 無責任で ずるい
あまりに無知で 非力で 悲しくなる


でも 何かできないのか?


*Link
blog:チベット問題に厳しい視線を−かなろぐ
blog:短編小説 2008年のダライ・ラマ6世 - 極東ブログ



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(※2008/3/20 追記)




Wikipedia "チベット動乱"


+++チベット問題と映画をめぐる米中の駆け引き

Tech Crunch Japanese Archive 中国政府がチベット騒乱でYouTubeとGoogleNewsを検閲。Googleの対応は?


*Films※"Seven yeras in Tibet" セブン・イヤーズ・イン・チベット
  1997  ジャン=ジャック=アノー監督
※"Kundun" クンドゥン
  1997  マーティン・スコセッシ監督
※"Welcome to Sarajevo" ウェルカム・トゥ・サラエボ
  1997  マイケル・ウィンターボトム監督


*Music
※"傘がない"
  1972  井上陽水 作詞・作曲